新しい元号が令和に決まったことで、令和の由来となった万葉集にも注目が集まっていますね!
令和の元になった和歌には、「珮後」という言葉が出てきて、けっこう存在感がある感じなんですけど、この珮後っていったいどういう意味なんでしょうか?
というか、そもそも読み方がわからないですよね…(^^;
そこで、今回は「珮後」の読み方や意味についてチェックしていきたいと思います!
珮後の読み方や意味とは何?
この「珮後」の読み方なんですけれど、「はいご」と読むそうです。
意味についても調べてみたんですけれど、実は、珮後という言葉があるわけではないようで、和歌の文脈の中でその意味を読み取っていくものらしいです。
改めて、令和で注目された「梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文」を見てみたいと思います。
初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす
改めて見てみると、珮後(はいご)以外も難しい感じがたくさん並んでいますね。
この読み方は次のようになるそうです。
「しょしゅんのれいげつにして、きよくかぜやわらぎ、うめはきょうぜんのこをひらき、らんははいごのこうをかおらす」
この「蘭は珮後の香を薫らす」という一文の意味が分かれば、珮後の意味も分かりそうです。
ざっくりとした意味としては、蘭の花が良い香りを香らせているということなんでしょうが、やはり珮後の意味が謎ですね~
そこでさらに調べてみたところ、「珮」という文字の意味は、古代の人が使っていた装身具の一つで、腰や帯につける飾りのようです。
こういった装飾品のような美しさや気品を感じさせるような香りということでしょうか?
どうやら、解釈の仕方や現代語訳については、色々な考え方があるみたいですが、「珮」は装身具のことを指していたということが分かっただけでも非常に勉強になりました。
まとめ
「珮後」の読み方は「はいご」というそうです。
どうやら、珮後という単語があるわけでは無く、それぞれの言葉の意味や文脈などから解釈していくもののようです。
珮という単語には、装身具という意味があるようで、この言葉から、全体的に気品ある美しい雰囲気が出ているように感じられますね~
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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