事務用品にカーボン紙とかノーカーボン紙ってありますよね!
私の職場でも、ノーカーボン紙を使って書類を作成することもあります。
私の職場で使っているノーカーボン紙が少なくなってきたので追加分を購入しようと思ったんですが、ふと、カーボン紙とノーカーボン紙ってどんな違いがあるんだろうって疑問に思いました。
そこで、今回はカーボン紙とノーカーボン紙の違いについて確認していきたいと思います!
カーボン紙とノーカーボン紙の違いとは?
カーボン紙とノーカーボン紙ってどんな違いがあるんでしょうか?
名前だけ見ると、カーボンが使われているかそうではないかの違いなのかなと思いますよね。
実際その通りで、カーボンが使用されているのかどうかがそれぞれの違いになります!
それぞれの紙で複写される原理を確認していきましょう!
カーボン紙の複写原理とは?
カーボン紙の場合は、紙と紙の間にカーボン紙を挟んで使用しますよね!
カーボン紙の上の紙に書いた文字の筆圧によって、下の紙にカーボン紙に付着しているすすのような物質が付着することで文字が複製されます。
そのため、カーボン紙を使用する場合は、複写用に使用する下の紙は基本的にどんな紙でもOKということになります。
原理がとても分かりやすくて使いやすいですが、このカーボン紙のすすが原因となって汚れができてしまったりするのがデメリットではありますね。
ノーカーボン紙の複写原理とは?
一方のノーカーボン紙の場合は、すすの代わりに化学物質が使用されています。
一見すると何も付着していない普通の紙のように見えますが、実は上の紙の裏側と、複写を行う下の紙の表側にそれぞれ化学物質が塗布されています。
それらの化学物質は目には見えないサイズのマイクロカプセルで覆われていて、筆圧などの圧力がかかった時にカプセルが割れて、化学物質同士が反応を起こすことで複写されるという仕組みになっています。
このような原理で複写されるため、上の紙と下の紙の組み合わせを間違えるとうまく複製されません。
また、それぞれの紙の裏表を間違えた場合も同じく文字等を複写することはできなくなります。
私の職場で使っているものも、このノーカーボン紙です!
すごくきれいに複写されるので便利ではあるんですけど、毎回裏表を間違えないように気をつけなきゃいけないんですよね(^^;
これが毎回使うときにちょっとドキドキするというか、書類作成するときに間違っていたらどうしようなんて、毎回ビビりながら使っています!笑
裏表と上下を間違えさえしなければ、非常にきれいに書いた文字を複写することができるので、この点はカーボン紙よりも好きですね~
カーボン紙やノーカーボン紙で複写した文字は消せる?
ところで、このカーボン紙やノーカーボン紙で複写した文字は消すことはできるんでしょうか?
まず、カーボン紙についてですが、こちらは複写した紙などの材質がどのようなものかによって消せるかどうかが変わってきます。
普通の紙に複写した場合には、正直消すのはちょっと厳しいかもしれませんね。
普通の紙にカーボン紙を使って複写した場合、すすのような物質が紙の凹凸に入り込んでしまうため、消しゴムなどできれいに消すのはちょっと難しいです。
砂けしなどを使用して削れば消せますが、普通の消しゴムだとなかなか消せないですね。
ただし、複写したほうの紙が普通の紙ではなくプラスチックなどのような表面がツルッとしているものであれば、比較的楽に消すことができます。
要は、どんな材質のものに複写したかによって消せるかどうかが異なるということですね!
一方で、ノーカーボン紙の場合は化学物質が使われているためにどうように消しゴム等で消すのは難しいです。
ただ、化学物質が使われているという特徴から、水や熱などに少し弱いという特徴があります。
あるいはアルコールなどによって落ちる場合もあるようですね!
ノーカーボン紙の種類によっても使用されている化学物質が異なっていることもあるので、消え方に違いはあるかもしれませんが、少なくとも私の職場で使っているノーカーボン紙の文字はうまく消せなかったので、書くときはちょっと慎重になったほうがいいかもしれません!笑
まとめ
カーボン紙はすす(炭素)を利用して複写している。
一方、ノーカーボン紙は化学反応を利用して複写を行っているという違いがある。
カーボン紙は複写する紙を選ばないが、ノーカーボン紙は裏表や用紙を重ねる順番を間違えるとうまく複写されない。
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