福岡市の福岡講倫館高校で行われた体育大会中に生徒20人以上が低体温症で倒れてしまったということでニュースになっていますね!
低体温症というと、気温が低い状態で起こりやすいのかな?
と思いますが、この時の福岡市の気温は21.9度だったらしいです。
低体温症って、21℃とか22℃くらいの気温でも発症するものなんでしょうか?
低体温症は気温21度でも発症する?発症の原因や理由とは何?
気温21度でも低体温症って発症してしまうものなんでしょうか?
確かに夏場に比べれば低い気温ですけど、冬場に比べれば全然暖かいですよね。
そこで、まずは低体温症がそもそもどういうものなのかということから確認していきたいと思います。
低体温症とは何?
そもそも、低体温症ってどういうものなんでしょうか?
Wikipedia先生に聞いてみたら、こんな風に書かれていました。
恒温動物の体温は、恒常性(ホメオスタシス)により通常は外気温にかかわらず一定範囲内で保たれている。しかし、自律的な体温調節の限界を超えて寒冷環境に曝され続けたり、何らかの原因で体温保持能力が低下したりすると、恒常体温の下限を下回るレベルまで体温が低下し、身体機能にさまざまな支障を生じ多臓器不全にいたる。この状態が低体温症である。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8E%E4%BD%93%E6%B8%A9%E7%97%87
確かに、人間の体温ってだいたい36度くらいで保たれていますよね。
しかし、気温が低い環境などにずっと置かれていると、体温を一定に保つことができなくなってしまうってことなんですね。
体育大会中だった福岡講倫館高校の生徒さんたちも、気温が低い環境に長時間置かれていたために低体温症になってしまったということでしょうか。
福岡講倫館高校の生徒が低体温症になった原因や理由とは何?
それでは、今回、福岡講倫館高校の生徒さんたちが低体温症になった原因や理由とは何なのでしょうか?
どうやら、この体育大会の時の気温21.9度というのは、福岡市の平均気温を大きく下回っていたようです。
さらに、それに加えて小雨も降っていたという報道がなされています。
福岡管区気象台によると、同日正午の福岡市の気温は21・9度で、平年値を大きく下回っていた。小雨も降っていた。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASL984GRDL98TIPE019.html
つまり、ここ例年の体育祭の感覚で服装を選んでいた場合には、例年よりも気温が大幅に低かったために、生徒たちは寒い環境にさらされていたんじゃないかと思います。
さらにそれに加えて雨も降っていたということなので、体感気温としては21度台よりももっと低かったかもしれませんね。
体が濡れていると、それだけで風邪をひいたり、体調を崩しやすくなっちゃいますもんね…
体育祭中だった福岡講倫館高校の生徒さんたちも体が濡れて、体温が下がっていたことが考えられます。
これが、今回生徒さんたちが低体温症になってしまった原因ではないかと考えられますね。
熱中症に低体温症 今後の学校行事はどうすればいい?
今年の夏は異常なまでに気温も高く、熱中症の患者さんが多く出ました。
熱中症とか、高い気温による問題が起こってニュースもたくさん流れていましたよね。
『昔は学校にエアコンがなかったから大丈夫』は危険!現在と過去の違いを示したツイートが話題に!
校舎80周は何キロ?厳しい指導をした理由はいったい何?【滋賀大津市・南郷中ソフトテニス部】
それだけに、学校側も学校行事を行うタイミングなどはかなり気を使っているんじゃないかなと思います。
これだけ熱中症に気を付けなければいけない環境ならば、少し気温が下がった9月に体育大会を実施しようというのはものすごく自然な発想の気がしますよね。
しかし、今度は逆に低体温症という症状を発症してしまうリスクもあるということなんですね…
これって、行事を実施する判断が難しい気がします。
熱中症で倒れないように涼しい9月に体育大会やるで→→低体温症か 20人以上倒れる・・・・ 正午の気温21.6℃、小雨 福岡 https://t.co/jmsIw6a0ca.
— ツイッター速報 (@tsuisoku) September 8, 2018
多くのイベントや行事などは、小雨決行のことが多いですよね。
しかし、その場合でも体調を崩してしまう恐れがあるので、できる限り気温が高すぎず低すぎずというちょうどいい日を選んで実施できるように努める必要がありそうです。
加えて、今回のような雨の日も極力避けられればいいんですが、小雨でも実施するときには着替えやタオルなどを多めに用意して、参加者たちが寒さを感じないような環境を整えてあげる必要がありますね。
低体温症は登山や水泳などでも起こることがあるらしく、それこそ20℃くらいの温度でも発症してしまう可能性は十分に考えられるので、少し肌寒いような日には、暖を取れるような場所を用意しておく必要もありそうです。
「昔に比べて今の子は熱中症だの低体温症だのと軟弱だ!」
みないな意見も出てきているようですが、実際のところ今年の夏のような気象条件であったり、逆に雨に濡れながら活動するなんて、私たち大人でも十分キツイと思います。
極力体に負担がかからないような環境でイベントが行えるよう、私たちも今後さらに配慮していく必要がありそうですね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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